プロポーザルの県営住宅である『県営引野住宅101号館』
2019年に始まった団地内コミュニティの形成を目指した県営住宅団地の計画。
郊外にある見晴らしの良い高台に位置し緑豊かな木々に囲まれた魅力的な環境を享受するように、ピロティを基軸に公園のような団地とすることを目指した。各住棟をハの字型に配置し、十分な隣棟間隔・採光・風通し・眺望・プライバシーを確保している。3期10年という長い時間を掛け建て替えを行っていくため設計段階からコミュニティデザイナーを交え団地の住民たちとのワークショップを重ね、新たな生活が楽しめる意識付けの機会を設けた。公園のような団地は住民同士の交流を促し、豊かな住まいとしての21世紀型の公営住宅になることを期待している。