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町-House / machi-House

  principal use : house structure : steel structure site area : 95.41sqm total floor area : 138.23sqm building site : Fukuyama, Hiroshima completion date : 2011.03 structural design : Yasutaka Konishi garden-build : Toshiya Ogino photos : Hiroshi Ueda  

  

concept
 形式の更新/スケール感の持続
福山市内中心部にある町屋を夫婦と子供2人の住まいのために建替える計画。敷地は間口約5m、奥行き約18m程度の南北に伸びる町屋形式であった。東西両隣は建物が建っており、南側前面道路に面した約30mの高さの立体駐車場によって、既存の坪庭は日照が完全に遮られていた。このような周辺環境の変容した与条件から、採光・通風といった基本的な要素を取り込み心地良い居場所を生み出し、以前の長屋が持っていた要素を紡ぐ形式を考えた。
具体的にはコートハウス的な要素を内部に取り込んだ「内庭」に面するように各居室を配置。断面では短辺方向の凸形状のフレーム構造によって南北に伸びる各居室へ均質に採光・通風を取り入れた。短辺方向の垂れ壁と天井高が各領域を規定しながらも1室空間としてつながりを持たせつつ、「内庭」によって外部的な居場所、そして長細い空間に奥行きを与え身体的距離感を曖昧にしている。また、周囲の高層建築からのビル風などを積極的に1階から取り込んだ。「内庭」を通して上部へ抜けることで葉が揺れ、風や音・採光などを視覚化し市中山居のような居場所が生まれた。
以前建っていた長屋の坪庭を新たな形式に更新しながらも、通りに面する軒高や建築のボリュームなど以前の長屋の身体的スケール感を意識させることが、現在の都市的な中心市街地の中で唯一過去との結節点になるのではと考えた。

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press : ・住まいの設計 2014年01月号 ・住まいの設計2017年1-2月号 ・MY HOME 100選 VOL.16 ・MARK No.35 ・Jpeak -JAPAN HOUSE- ・MIMARLIK NISAN ・GRAND DESIGNS 2013.January